アブドッラー・イブン・アブドッ・ラハマーン・イブン・アブー・ホサイヌル・マッキは、
シャフル・イブン・ハウシャブル・アシュアリを典拠として、何人かのユダヤ教ラビが使徒を訪ね、もし使徒が質問に正しく答えたならば、彼らは使徒に従ってその真実を証言し彼を信じると言って、使徒に四つの質問をした、と私に語った。
使徒が正しい答えを述べたならば、彼らは使徒を真正であると証言し、使徒に従い、彼の信仰に入ると宣言した。
使徒がラビたちに、「神にかけて誓うか」、と確認すると、彼らは、「そうである」、と答えた。
すると使徒は「好きなように質問するがよい」、と言い、ラビたちは質問を始めた。」

「 「精液は男から出るのに、なぜ息子は母親に似るのか」。
「我は、神と、イスラエルの子らに対する主の恩寵にかけて、厳粛に言う。男の精液は白く濃いのに、女の卵胞は黄色く薄い。
この両方が混ざり合い、両者のうち表面に表れる方に子供は類似するということを、あなた方は知らないのか」。」

「然り。されば、あなたの眠りについて語れ」。
 「我は、神と、イスラエルの子らに対する主の恩寵にかけて、厳粛に言う。あなた方が私には不可能だと主張している、
あなた方が待つ最後の使徒の眠りとは、目は眠っているが、心は覚めている状態であることを、あなた方は知らないのか」。  「
「然り」。  「それが私の眠りである。私の目は眠るが、心は覚めている」。

「然り、されば、誠実な聖霊について語れ」。
「我は、神と、イスラエルの子らに対する主の恩寵にかけて、厳粛に言う。それは我に現れたガブリエル〕であることを、あなた方は知らないのか」。」