>>751
もし肉を食べたら二ヶ月半大根を食べなさい。
腐った肉を食べたら生きていても腐っているようなもの。
神との関係が断たれる。
小屋にこもって三年間、大根とシラヒゲ草、生姜(しょうが)を食べつづけ、身の垢を清めなさい。

むかし諏訪(すわ)の神が、「信濃(しなの ※は長野県)は寒いので鳥肉食べさせてもらえませんか」と言ってきた。
それを許し御食(みけ)の道を改良した。
相物(あいもの)の塩魚は四十種ある。
これを食べたら三日間は蕪(かぶ)を食べ、水鳥を食べたら二十一日間蕪(かぶ)を食べることとした。
これらの世の中の食べ物の戒(いまし)めとして、広く知らせたのだ。

もし間違って肉を食べれば、命はそれほど惜(お)しくはないが、
魂(たま)の緒(お)が切れ魂魄(たましい)がもとの天界の宮に帰れず、地をさ迷い苦しむ。
さらに獣の種を求め合って、獣に生まれ変わるぞ』