>>483
続き

光の加減でそのように写った写真だったとしても気味が悪い、しかし友人の姿が写っている事もあり引き取るか迷った。
最終的には怖い方が勝ってしまい、友人の写真を写真屋に返したそうだ。

写真屋を去った後、彼と最期の飲食をした飲食店でお冷が出されなかった事と店員の動揺した態度を思い出し、親の知り合いと友人2人は飲食店を訪ねた。
店員は『コイツの分のお冷を出してください』と言っていた客である3人の事を覚えていたらしく、続けて親の知り合いは『お冷を出されなかった彼が永眠したので、あの日何があったのか、なぜあなたが動揺していたのか教えてほしい』と疑問をぶつけた。
店員は震えた声で答えた
『お客様が『コイツの分のお冷を出してください』と指をさされていた席には、誰も座っていませんでした』
その場に居る全員が顔を青くしたという。
あまりにも恐ろしくて、当時のことを教えてくれた店員へ感謝した後に3人はお祓いを受けに行ったそうだ。

飲食店に入った時は生きていたはずなのに、友人はなぜ店員の目に映らなかったのか、そして連続写真のあの腕はなんなのか…
当たり前かもしれないが、考えても分からない
ただ分かるのは、あの友人に写真でしか会えない事とあの海水浴場が閉鎖された事実だけだ……とのこと