0006本当にあった怖い名無し
2022/09/25(日) 00:01:15.20ID:E9qOXHcV0当時、私は住んでいる町から二駅先にある隣町の高校に通っていました。
家から最寄り駅までは自転車で移動、そこから電車に乗り、隣町の駅からは徒歩で高校に通います。
私は園芸部に所属していたのですが、その部活はボランティア活動なども積極的に行っていて、運動部のように18時過ぎに終わる事もよくありました。
18時過ぎに部活が終わると、家に帰る頃には外が真っ暗になります。
その日も18時半くらいに部活が終わり、私の住む町に着いた頃には外は暗くなっていました。
駐輪場に停めてある自転車に乗り、家に向かって自転車を漕ぎ出しました。
田舎なのでお店や街灯は少なく、私の自転車のライトが照らす真っ暗な道をひたすら進みます。
時折、民家から人の声やテレビの音が聞こえてきますが、それ以外は私が自転車を漕ぐ音だけが響いていました。
私は帰りが遅い日は、普段より速く自転車を漕ぐのが常でした。
人もいないし、真っ暗なので、軽くスカートが捲れるのも気にしません。
とにかく早く家に帰りたかったのです。