次に向かったのは鉄道博物館のそばの水族館。ここは彼の専門外らしく、うんちくは聞けなかったけどチンアナゴを見て「はじめてチンアナゴ見ました~」なんて言う、彼の純粋な笑顔が見れて良かったわ。
そんなこんなでもう夕方に。市バスに乗って三条京阪へ。私の行きつけの日本酒バーに行ったわ。彼、お酒は飲めるみたいだけどスクリュードライバーやレモン酎ハイみたいな女が飲むようなお酒しか飲んだことがないと言うので、私がオススメの日本酒をセレクト。十四代やくどき上手などを飲ませると、「美味しい!」と目を輝かせていてキュートだったわ。飲んでる途中、ときどき脚を触れさせて誘惑したけれど、さすがは童貞男子、ガードが硬い。誘って断られて自尊心を傷つけるのが怖いんでしょう。そんなこんなでもう2時間、場所を変えようと提案して、彼の奢りでお会計。
次はすぐそばにある鴨川の河川敷に来たわ。先ほど奢ってもらったので今度は私が奢る番ね、と思いながらスーパードライを6本買って河原で飲むことに。彼はビールが苦手だと言っていたけれど、酔いも相まって飲めるようになっていたわ。美味しそうにビールを飲むその横顔がいいね♪なんて思ってると、気づいたら彼の唇を奪ってしまったの。初キスだったようで動揺している彼。もう引き下がれません、彼を抱き寄せて執拗にキスをしたの。流石の彼もこのセックスアピールには気づいたようで、「ここだと人の目がありますので、どっか個室に…」なんて、いかにも童貞みたいな誘い文句でホテルに誘ってきたわ。こうして私たちは手を繋ぎながらラブホテルに向かったの。
ホテルに着いて一緒にベッドに座って、私はもう一度彼にキスをしたの。彼に舌を絡ませます。そのまま彼の服を脱がせたら、彼、もじもじしだして脱がす手を止めようとするの。ここまで来てじれったいわねと思いながら無理やり脱がすと、彼、すでに射精してたの(笑)。流石の私もちょっと笑っちゃったけど、私のキスだけでイッちゃったのは嬉しかったわ。一緒にシャワーを浴びて、再び抱き合って騎乗位で果てさせました。
そんなこんなで一晩を明かした私たち。明け方、寝てる彼の頬にキスをして起こし、さようならを告げて明け方の河原町に帰って行ったわ。もう会うことはないわよ。私は童貞男子の彼に好意を抱いただけで、童貞を失った彼はただの色気のない男だもの(笑)彼の人生に幸があることを願いながら、京阪電車に乗りこんだの。