後味の悪い話 その186
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聞いた後に何となく嫌な気分になったり、切なくてやりきれない夜をすごしてしまったり、
不安に駆られたり、体中がむず痒くなるような話を語り合うスレです。
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前スレ
後味の悪い話 その185
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1638349952/ 「カイバ」の「クロニコの長靴」というエピソード
人間の記憶のデータ化が可能となった未来
自分の悲しい記憶を消去して他人の幸せな記憶をインストールするという記憶改竄はおろか、記憶を別の肉体に移すことで肉体の乗り換えさえも可能となっていた
だが、それは富裕層にのみ許されていた
主人公(男)は記憶喪失で、何故か政府に追われながら、肉体を転々としながら宇宙を旅することとなる
心優しい美少女クロニコは、食べる物にも困るような貧困層の家で育った
父親はいなかったが、両手が義手の母親と、二人の幼い弟がいた
読書家だったクロニコは少しでも家計を支えるために自分の記憶を切り売りし、やがて「母親から素敵な長靴を買ってもらった」という出来事より以前の記憶を失ってしまった
ある時、富裕層の人間がクロニコの美しい肉体を買い取りたいと申し出てくる
肉体を失っても、記憶データが保存されたチップは家族の手元に残るので、いつか新しい身体を買ってもらって復活出来るという希望も有る
肉体を売れば家族の生活が楽になるし、いつもひもじい思いをしている弟達にご馳走を食べさせてあげられる
それに、富裕層から肉体を求められたということは、それだけクロニコの天然物の肉体が美しいということであり、たいへん栄誉なことなのだ(と思うことでクロニコは自分を納得させた)
自分の肉体で過ごせる最期の日、クロニコは追われ身で手負いのカバ(主人公)を偶然にも見かけ、匿って傷の手当てをしてあげた
そしてクロニコは最期の思い出作りとしてカバと共に過ごし、自分の身の上や想いを語って聞かせた
やがて肉体を明け渡す時間が来たため、クロニコは記憶データを抽出する手術を受ける
しかし、そこで技師がクロニコにこう告げる
「逃亡を防止するために隠していたけど、君はもう家には帰れないんだよ」
そのまま問答無用で肉体から抜き出されたクロニコの記憶データは、なんと廃棄されてしまう。この瞬間、「クロニコという人格」は消滅した
記憶の無い脱け殻と化したクロニコの肉体は、業者によって物好きの金持ちの所へと運ばれていく
そこへ主人公が現れ、自分の記憶データをクロニコの肉体に移し、クロニコの肉体を奪って逃走する 既にクロニコの記憶データがこの世に存在しないと知らない主人公は、その足でクロニコの家へと向かい、彼女の肉体を家族に返そうとした
しかし、家の前まで来ると、家の中から楽しそうな一家団欒の声が聞こえてくる
「もうお姉ちゃんは帰ってこないんだよね！？」
「じゃあ、これからはお姉ちゃんに隠れて御飯を食べたりもしなくていいんだよね！？」
「もっとも、本当のお姉ちゃんじゃないんだけどね！」
そう、実はクロニコはこの家の子供ではなく養子であり、しかも密かに冷遇されていたのだ
クロニコが母親だと思っていた人物はクロニコの叔母にあたる人物だった
叔母は「私は今まで散々クロニコを世話してやってきた。もう充分に義理は果たした」と言って自己正当化している
一家は高笑いをしながら、クロニコを売って得たお金で買った山のようなご馳走を貪る
主人公はそれらを耳にして愕然とし、失意に暮れながらその場を後にする
子供達が寝静まった頃、叔母は古いピアノの前に行き、義手で演奏を始める
思い出の曲を演奏しながら、叔母は苦悶の表情を浮かべ、過去を思い返していた
かつては叔母もそれなりに裕福で、家にはピアノだけでなく沢山の本も有った
幼くして両親を失ったクロニコを養子として引き取り、かつては我が子のように愛して大切に育てていた
だが、夫に先立たれ、叔母は女手一つで三人の子供を育て始めることとなる 家財道具や本を売り払うも、家計はどんどん貧しくなり、クロニコに靴を買ってあげることさえ出来なくなった
雨の日に、他の子供が長靴を履いて水溜まりで遊ぶのを見たクロニコは、悲しそうな顔で裸足の足をモジモジとさせた
そんなクロニコを見て、叔母は長靴を買ってあげようと思い、馬車馬のように必死に働き、危険な仕事に手を出した
その結果、事故に巻き込まれ、両腕を失った
しかし、その甲斐有ってか長靴を買うことが出来て、クロニコの笑顔を見ることが出来た
だが、やがて幼い息子達が不平不満を言い始める
「どうして家は貧乏なのか」「どうしてこんなにひもじいのか」「どうしてお姉ちゃんだけ博識なのか」「どうしてお姉ちゃんだけ長靴を履いているのか」「どうしてお姉ちゃんだけ美人なのか」「お姉ちゃんばっかりズルい！」
いつしかクロニコに対する愛情は憎しみへと変わっていった。クロニコだけ御飯を減らして冷遇し、読書で得た知識の記憶を売らせ、挙げ句の果てに肉体まで売り飛ばし、その上で彼女の魂までも亡きものになるよう謀った
叔母はピアノに突っ伏し、咽び泣くのであった カイバの「記憶に残らない男」というエピソード
悪徳保安官バニラ(ジャイアンとバイキンマンを足して２で割ったような醜男)は、肉体を失った母親に新しい肉体を買ってあげるために汚職をしながら働いていた
そんなある日、バニラはお尋ね者の主人公を見掛け、追い掛けることとなる
しかし主人公が旅の途中で肉体を美少女のクロニコに交換した際、そうと知らないバニラはクロニコの姿に一目惚れしてしまい、職務を放棄してクロニコ(主人公)の尻を追い掛け回すようになる
主人公は主人公でクロニコの容姿とバニラの恋心を都合よく利用したりする
しかしバニラは見掛けによらず意外と健気だったり紳士だったりして、いじらしくて憎めない
旅の途中、主人公は「男の肉体に入っている女性の人格」の人物と出会い、こう警告される
「お前も、その女の肉体(クロニコ)でいると、いつしか自分が何者なのかわからなくなるぞ」
とある海洋惑星に立ちよった際、それまでバニラをわりと邪険に扱い続けてきてきていた主人公だったが、ついにバニラのことで思い悩むようになる
「俺がクロニコの肉体でバニラの想いに応えてやったとして、この肉体は本来ならクロニコのものだ。クロニコはもうこの世にいないとはいえ、俺がクロニコの肉体で勝手に恋愛しても許されるのだろうか・・・？そして、クロニコ的にバニラは『有り』なのだろうか・・・？」 そんな矢先に、主人公を追って政府機関の軍勢が襲い掛かってくる
主人公は射たれそうになるが、それをバニラが身をていして庇った
バニラは腹に被弾して血を流しながら、主人公を連れて潜水艇に乗って逃走する
主人公がバニラの身を心配すると、バニラは笑いながらこう答える
「実は俺は大金持ちで、肉体なんて幾つも持ってるんだ。だから、こんな肉体が死んでも、すぐに別の肉体に記憶データが転送されるんだ」
「ほんとに？」と胸を撫で下ろす主人公
するとバニラはおもむろに主人公に覆い被さり、主人公(クロニコ)の唇にキスをする
と同時に、バニラはクロニコの頭部から記憶チップを抜き出してしまう
記憶チップを抜かれたことで再び脱け殻と化すクロニコの肉体
「嘘をついてごめんよ。俺は、肉体はカーチャンから貰ったこの肉体一つしか持ってないし、一度も記憶データ化の手術を受けた事が無いから記憶の転送も出来ないんだ」
そしてバニラは主人公の記憶チップを転送装置に入れ、主人公の記憶データをどこか遠くへと転送する
「どうか、記憶だけでも生き延びてくれ」
そのままバニラは潜水艇をUターンさせ、政府機関の潜水艇に特攻する
(ごめん、カーチャン！)
バニラとクロニコの肉体の乗った潜水艇は魚雷の一斉掃射を受け、あえなく爆散
肉体を失い、一瞬だけ霊魂のようなフワフワした存在となって宙を舞うバニラ
その手には、同じく霊魂のような姿のクロニコの手が握られている
ふと、バニラがクロニコの顔を見ると、クロニコが初めてバニラに微笑みかけてくれた
それを見てバニラは感無量といった様子で号泣し、そのまま霧散して消えていくのであった
終わり
最期のクロニコの笑顔、今際の際のバニラが見た妄想だった可能性も有るが、「記憶＝魂」ではないのだと仮定すると、バニラに微笑んでくれたくれたのは他でもない「クロニコ自身の魂」だったのかな、と思うと切ない
個人的には、最終回でご都合主義に死者全員復活する大団円のハッピーエンドという結末を淡く期待していたのだけど、全然そんなこと無くフツーの終わり方で、クロニコとバニラはガチで永久に死んでるってのもショックだった >>970
ジャイアンとバイキンマンを
足して２で割ったような
醜男 まさか5chで事業家集団環境の名前聞くとは思わなかった fallout76やってたんやが、あまりにもつまらないんやがこんなもんなん？
・キャラクターの動きがモッサリしており、加えて、ネットワークのせいかプチフリ？とか巻き戻しが多発してストレスがたまる
・ストーリーがあまり面白くないし、面白くない会話のスキップもテンポよくスキップできない
・ミニマップが存在しないし、画面下の方向だけのくせ、目標や場所の名前、距離を表示することがなくイライラする
・ミッションに伴う、各地点への移動が面倒くさすぎる植木、徒歩しか移動手段が無く道中退屈なくせに、ファストトラベルは有料で異様にシビアはスタミナ（ap）制
・ミッションにおいても、誘導や説明が不足しイライラする
・開始2時間ではキャンプの必要性があまりわからなかった
・戦闘は相手のエイムが正確過ぎることに加え、近遠問わず攻撃後にダメージ判定が起き、避けたはずなのなのにダメージを食らう
ほかにも不満があってつまらないわ 小学生の頃、母が高い化粧品をよく買ってた
デパコスとかじゃなくて、販売員が家に来てあれこれ買わされるやつ
売りに来ていたのは私の同級生のお母さん
当時は「母はおしゃれ好きなんだな〜」程度にしか思ってなかったけど、成人してから真実を聞かされて絶望した
母が買ってたのは悪徳マルチ商法の化粧品だったらしい
どうやら母は「この化粧品を定期購入してくれないと、うちの娘がお宅の娘さん(私)にいじめられたと言いふらしますよ」みたいに脅されて、仕方なく化粧品を買っていたらしい
母が亡くなって何年も経ってから父にその話を聞かされて、当時何も考えずにその同級生と遊んだりしてた自分に後味悪くなった
その同級生が仲良くしてくれたのも
「あの子のお母さんはいいカモだからあの子とも仲良くしてあげなさい」
って言われてたのかな…なんて考えてしまって余計にモヤモヤする このスレッドは１０００を超えました。
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