海外アニメ『リック&モーティ』
睡眠している間の自分を夢遊病のように操って何かしらの単純作業をやらせる事が出来るという魔法のような装置を手に入れた主人公
さっそく夜寝ている間の自分=「夜人間」に腹筋運動をやらせるようになり、六つに割れた逞しい腹筋を手に入れる
それを知った主人公の家族も装置を使いたがり、全て夜人間にやらせる事でフランス語やトランペットをマスターしたりする
家族の1人だけ、夜人間に何かを命じるわけでもなく、ただ夜の自分自身と文通を交わして楽しむという奇特な者もいて、どうやら夜人間には昼人間とは別の独立した自我が有るらしいことが分かる
やがて一家は家事などの雑用を全て夜人間に丸投げするようになり、まるで奴隷のように酷使し始める
ある夜、皿洗いをしていた夜人間は、皿の汚れが凝固していて落ちにくいことに溜め息を吐く
翌朝、夜人間からの書き置きが残されていた
“皿洗いをする際、時間の経った汚れが落ちにくい。どうか、寝る前に軽くでいいから皿を濯いでおいて欲しい”
夜人間からの、ほんのささやかなお願い
しかし主人公は「夜人間に人権なんか無い!」と怒り、むしろ逆に皿を汚しまくった
翌朝、全ての皿が割られていた
主人公の家族が「皿くらい濯いであげれば?」と言う
しかし傲慢な性格の主人公は意固地になって聞く耳を持たず、別の惑星からレアメタル製の頑丈な皿を取り寄せる
すると今度は皿が洗われていなかった。夜人間がストライキを始めたのだ
やがて夜人間が反逆をし、装置を掌握して家を乗っ取ってしまう
こうして昼人間と夜人間の立場が逆転し、昼は夜人間が遊び呆け、夜は昼人間が奴隷のように家事に従事するという異常事態に陥る