これは本当にあった実話です。
子供の時、親と仲悪くよく家出し、その度に野宿していた。
神社や寺、田んぼのつまれた藁、歩道橋の下など、マジでどこでも野宿できてた。
ただ一度だけ野宿できなかったところがある。
それが今からする話です。
20歳を超えて一人暮らししてたら、急に実家が恋しくなって帰った。
実家に帰ったのはいいが、想像したより居心地悪くて、久しぶりに野宿しようと思った。一度も野宿したことない場所にしようと思い、近くの山の駐車場に行った。
その山は自殺や幽霊が出るって噂はあったけど、神や幽霊なんて全く信じてないし何回も野宿したことあるから気にもしなかった。
その山の駐車場に行ったら車はなく開放感を感じながら駐車場で横になって寝てた。
眠りについた頃、「おーーい」って男の声が聞こえて目が覚めた。