>>542
霊視します。
人間は、どんな条件のもとでも、前世で、完遂されなかった生命には、
満たされなかった願望を満たす機会にぶつからせるという内的な力があり、
それはプラスのものにせよマイナスのものにせよそうだからである。
人間はどんな状況のもとでも、似たような挑戦にぶつかることになったはずである。
人間が不思議に思うことは、前世において、満たされなかった願望へ、まるで
磁石のように連れ戻していくかということである。
結婚し、夫と距離をとり、別の人と交流する。
同じ一つの生の中で別の生から生まれ変わりを体験したようなものである。
ただ唯一の違いは、いったん死んでから生まれ変わる場合のように忘却という名のベールに
それほどおおわれていないだけである。
普通の人間の場合なら次の生まれ変わるまでは得られないような経験を発見するチャンスを
与えられたのだ。
いろいろな種類の達成感への必要性が、新しい出会いを結びつける本当の理由なのだ。
現在の生において人間が第三者のうえに影響を与えることになる活動や関係は、
結びつきから生じてくるものである。そういう結びつきの中には、前世において
満たされなかったような機会や願望があるのである。
神がこの実体とその実体をこの世での出会いの中で成長させるために選択したのも、
神のそういう選択は考えずになされたものではない。
もし人間が建設的でない感情を持ち続けているとすれば、それは、人間がまだ自分の前世を
清算できずにいるということなのである。