だから、自分がいじめられてる方が楽だった。不器用な私は、自分が矢面に立って傷つくのが一番簡単だったんだ。
守護霊や浮遊霊や猫と犬だけは、そんな私の味方でいてくれた。生きることが辛くて、何度も死のうとした。
でも、その度に色んなことがあって出来なくなった。守られてる、止められてるとわかってた。
だけど、懲りずに何度も繰り返した。その頃から、夢で訴えかけられるようになった。
怖い夢も見た。死ぬのはこの夢より怖いと言われてるように感じた。

頑張って頑張って、何とか入った高校ではいじめられなかったけど。友達も出来なかった。
誰かが保健室に行って、一つの授業を休むとさ戻ってきたとき誰かしら心配して声をかけるんだ。
でも、私は誰にも声をかけられなかった。居ても居なくてもどうでもいい存在だった。

社会人になっても、人とは馴染めなかった。なぜか好かれない。
でも、人に好かれることはこの頃には諦めていた。生涯独り身で孤独に生きて孤独に死んで行くのだと思ってた。