▼予防接種の起源(韓国じゃない!)

天然痘が猛威をふるう18世紀のヨーロッパ。
フランスの何とかという天才医師が細菌を発見する100年前に、
1人の医師が、牛痘に感染した患者はそれ以降、天然痘にかからない事を発見した!
たった1人に対する治験で!

彼は8歳の少年に、非人道的とも思える人体実験を行い、
「膿の中の何かしらの成分が天然痘を防ぐ」と判断。
たった1回で!
天才だ!

彼はこの世紀の大錯覚?大発見?を発表した。
天然痘に頭を悩ませていた欧州主要国は彼の大発見を信じ、
まず、ほぼ全ての幼児に牛痘の接種を実行した。
種痘である。

数年後、天然痘は収まるどころか爆発的に感染を拡大する。
当時のドイツでは1000万人が罹患し、1年間で17万人が死亡。
激怒した宰相ビスマルクは種痘を禁止し、各国政府にも緊急通達を送った。

英国も悲惨だった。
1872年、4万4000人の死者を出すも、強制種痘は続けられた。
拒む者は刑務所へ送られた。
英国で種痘が正式に禁止になったのは、何と、1948年である。

牛痘による種痘を発見した例の医師は、今でも
【予防接種の父】として崇め奉られている