なんとなく糖尿病の初期症状なのではないかと思うような身体の不調を感じていたのだが、病院は面倒だと放置していて、生活改善もせずいつものように暮らしていた。その後なぜか不安に思っていた症状がなくなり、会社の健康診断の数値も去年よりマシになっていた。生活に変わりはないのだが、まあいいか、気にしすぎだったんだろうとその事はすぐに忘れていった。
暫くたって、老人施設に入っている祖母から電話があった。なんでも急に視力が落ち始め、左目は全く機能せず、右目も辛うじて視えている状態で、来月に手術をすると言う。
それを聞いたとき、なぜか自分の病が祖母に飛んでしまったのではないかと考えてしまった。