昔住んでた場所の最寄り駅は、大正の頃は500m程西にあったそうだ。
その頃の駅前は畑地で、2つの集落の間にあったそうだ。

駅から北東の集落に行くには、線路沿いに少し歩いてから榎の生えている三叉路で曲がり、坂道を登る必要があった。
その榎には悪い狸が住んでいて、悪戯をしては食い物を巻き上げたりしていた。という昔話が残っている。
ある男は、婚礼帰りに仕出しを持って通りかかったら、のっぽらぼうの大入道が出たそうだ。
驚いて包みを抱集落まで逃げて集落まで逃げて家に飛び込んだのだが、抱え込んだはずの仕出しを包んだ風呂敷がない
明るくなってから榎の所まで降りていくと、榎の下に、食い散らかされた仕出し弁当が落ちていたという