最近の日本人は「コスパ」ばかり重視しているように思います。
だからなのか、携帯電話会社がキャンペーンで「牛丼1杯無料」
「アイス1スクープ無料」などをすると大行列ができる。
ほんの数百円が無料になるというだけで、貴重な時間を費やしてまで行列を作るのです。
そうした時間を無駄だと思わず、目先の数百円に群がる様子を見るにつけ、
日本が「貧乏国家」になったと実感してしまうのです。

2019年12月には「米国(サンフランシスコ)では年収1400万円は低所得」
という内容の記事を日本経済新聞が報じ、ネットでも大きな話題となりました。
サンフランシスコの人は日本に来たら豪遊できるけど、
日本人はサンフランシスコに行ったら物価の高さに仰天し、何もすることができない。
「日本は物価が安くて清潔で快適」に甘んじていたら、いつの日か、
日本中の土地を外国資本に買い荒らされ、日本人が得意な「おもてなし」を
外国人に対して低賃金でさせられるようになるかもしれません。
そんな日本の未来を誰が望むというのでしょうか──。