日本人の給料は安い。
米住宅都市開発省は、サンフランシスコ市で
世帯年収約1400万円(139,400ドル)を「低所得」に分類しているという。
米国内有数の所得が高い地域だが、
日本で所得が最も高い港区でも平均所得は1,217万円だ。
大卒1年目の年額基本給は、アメリカ629万円、スイス902万円で、日本は262万円。
日本は、モノの値段も安い。
海外26カ国に出店する100均ショップのダイソーが100円でものを売っているのは日本だけ。
アマゾンのプライム会員の年会費は、日本4,900円、アメリカは12,300円。
給料が安くても、モノが安いならそれでいいのか。そんなことはない。
日本の不動産は格安だと海外資本に買われ、国際市場で取引される魚介類は、
高騰しすぎていて手が届かない状況になりつつある。
給料が安ければ、世界から優秀な人材を招くことができず、企業の技術力は落ちていく。