【マスコミ報道、芸能人、映像作品系のマンデラエフェクトにありがちなこと】

 文章の場合、倒置法的なのだが渋さがなく淡い感じの起承転結で、閑話休題的のコラム的な(この際〜とか、ところで〜みたいな)、あるいは蛇足的な、あるいは叙述的な、暗示・黙示的な、ちょっとひねくれたエキセントリックな感じになる。

 映像の場合、前回までのあらすじみたいな物語の一貫性の態度を維持しようとしている感じと、維持しようとしていなくてメタ線とがパラレル的構成(世界観)とが入り混じっていて、ちょっとひねくれたエキセントリックな感じで、視聴者参加型的なギャグ線な感じがない。

 いずれの場合も、エピソード的な記述的な感じである。(自衛隊や警備会社の報告書や、警察の聞き取り調書を、若干エキセントリックな文法に当てはめことで物語性を生じせしめて、やり易くするような雰囲気。危機管理よりも刑事訴訟寄り。)

 いわゆる貧・病・争・災の厄の事柄である。

 幕引きとか締めくくりが絶妙に淡い。歌舞伎みたいな渋さがなく、淡い。ぼうっとしている。とにかくなんとも言えない淡さがある。
(書いていて思ったが、淡いだけに淡路島とかが関係してたりして?)

 その一方で、どうとも取れないようなことを大きく激しく取るような、大きい激しい感じもある。

 この世で無能とされるようなアトモスフィアを凝縮したような、無能的な事象のようだが、
ハードボイルドで知的で刺激的な洋画みたいな、日本人には作れないアメリカ・イギリス人(アングロサクソン人)が制作したりプロデュースする作品にちょっと寄っていて、
だがしかし、あとちょっとの惜しい感じで届かない。