学生時代、海パン履いて風船配りという底辺バイトに就いてました。 
そこへ、学内では清楚で普段から意中だった女性が通りがかり、「うわキッモ、何で休みの朝から○○(私)の肌なんて見なきゃなんないのよ何の罰ゲーよ、ペッ」と唾棄して通り過ぎました。 

やってられなくなった私は風船を手放し上着を着込み、ノー電のまま帰途に就きました。 

道すがら不思議なことに、両足を揃えた爪先立ちで数十メートル路上の滑行が起きました。 
凍った道でも坂道でも、カカトにローラーの付いたヒーリーズを履いてたのでもありません。 
今思えばやってみようとしたのも不思議なら、姿を目撃した通行人が「オマエそれが出来れば、面白くないことがあったって人生何でも出来るよ!」と変に的確な声を掛けてくれたのも不思議でした。 

人生でたった一度、たった数十メートルの不思議な体験です。 
そして今は立派なヒキニートで、コロナに勝っています。 

以上あの人達が読んでくれないかな!と。