https://www.epochtimes.jp/p/2020/02/51626.html
〈陝西省太白山にある劉伯温の碑文〉

天有眼,地有眼,人人都有一雙眼,(天に眼があり、地に眼がある。人々にも両眼がある)
天也翻,地也翻,逍遙自在樂無邊。(天が翻り、地が翻り、悠々自在に無辺である)
貧者一萬留一千,富者一萬留二三,(貧者1万人のうち千人が残り、富者1万人のうち2、3人が残る)
貧富若不回心轉,看看死期在眼前。(貧者も富者も、心を入れ替えなければ、死は目前である)
平地無有五穀種,謹防四野?人煙,(平地に穀物はなく、四方に人煙はない)
若問瘟疫何時現,但看九冬十月間。(疫病が出現するのは、冬の十月である)
行善之人得一見,作惡之人不得觀,(善を行う者は見ることができ、悪事を働く者は見ることができない)
世上有人行大善,免遭此劫不上算。(世の中には大善を行い、この災難から免れるようにしている人たちがいる)

還有十愁在眼前:(目の前に十の愁いがある)
一愁天下亂紛紛,二愁東西餓死人,(一つ、天下が紛争で乱れる。二つ、世界中で餓死者が出る)
三愁湖廣遭大難,四愁各省起狼煙,(三つ、湖の広い地域が大難に遭う。四つ、各省から狼煙があがる)
五愁人民不安然,六愁九冬十月間,(五つ、人民は不安になる。六つ、十月の冬を超えられない)
七愁有飯無人食,八愁有人無衣穿,(七つ、ご飯はあるが食べる人がいない。八つ、人はいるが、衣服を着ていない)
九愁屍體無人?,十愁難過豬鼠年。(九つ、死体を埋葬する人はいない。十、イノシシ年とネズミ年を超えるのは難しい)

(続く)