富士山に巨大な笠雲・吊るし雲が出現 風が作る雲の芸術

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4連休明けの7月27日(月)朝は、富士山の山頂には「笠雲」が、さらに北東に少し離れたところには巨大な「吊るし雲」と呼ばれる、不思議な雲が出現しました。

吊るし雲は、高い山の風下に現れます。上空の風に乗って流れる普通の雲と違い、いちど出現すると場所がほとんど動かず、「吊されて」いるように見えるので「吊るし雲」と呼ばれています。

つるし雲は「レンズ雲」と呼ばれる種類の雲の一種で、
 ・「上空の風が強い」
 ・「湿った空気が存在する」
という状況の時に発生しやすくなります。

上空の強い風が高い山を越えたり回り込んだりするときに風下側で空気の波が起こり、風が上昇している部分で雲ができるのです。

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