太田のゆかりちゃん不明事件 7日で発生から24年 両親 変わらぬ思い 情報提供訴え続ける
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 群馬県太田市のパチンコ店で1996年7月7日、大泉町の横山保雄さん(53)の長女、ゆかりちゃん=当時(4)=が行方不明になった事件は、7日で24年を迎える。
今年は新型コロナウイルス感染予防のため例年行ってきたチラシの手渡しなどが自粛となったが、ゆかりちゃんの帰りと情報を求める保雄さん夫婦の思いは変わらない。
上毛新聞の取材に応じ、心中を語った。
◎チラシ手渡し自粛 イオンモールで動画を上映

 保雄さんによると、事件当時、ゆかりちゃんはまだ生後間もなかった次女(24)から常に離れず、
保雄さん夫婦に「おむつだよ」「おっぱいだよ」と教えてくれた。
「この子、本当に4歳かなと思うほど面倒見が良かった」と振り返る。

 ゆかりちゃんは11日に29歳の誕生日を迎える。保雄さんは「妹に頼られるお姉さんになっているだろうな」と現在の姿を思い描く。
年齢を重ねてきた自分たちが体調を崩した時に「長女として支えてほしい」と願う気持ちもある。

 保雄さんの妻も「普通に仕事をして、結婚して、子どもも生まれる年ごろ。きっとしっかり家庭を支えるような女性になっていると思う」と想像する。

 群馬県警は11日にイオンモール太田(太田市)にチラシを置き、動画を上映して情報提供を呼び掛ける。
例年、保雄さん夫婦も参加してきたチラシの手渡しなど人と接触する形での街頭活動は自粛となったが、保雄さんは「世界的に大変な状況だから仕方がない。
そんな中でも警察が実施してくれることはありがたい」と話す。

 保雄さんは「早く見つかってほしい。
そればかりを考えている。少しでもゆかりらしい女性を見つけたら情報を寄せてほしい」と訴え、24年前と変わらずゆかりちゃんの帰りを待ち続けている。

 情報は捜査本部(フリーダイヤル0120.889.324)へ。