磐戸の巻 第四帖

この方、この世の悪神とも現れるぞ、
閻魔とも現れるぞ、
悪と申しても臣民の申す悪ではないぞ、
善も悪もないのざぞ、
審判の時来ているのにキづかぬか、
その日その時裁かれているのざぞ、
早う洗濯せよ、掃除せよ、
岩戸いつでも開くのざぞ、
善の御代来るぞ、悪の御代来るぞ。
悪と善と立て別けて、どちらも生かすのざぞ、
生かすとはΘのイキに合わすことぞ、
イキに合えば悪は悪でないのざぞ。
この道理よく肚に入れて、
Θの心早う汲み取れよ、それが洗濯ざぞ。
一月二日、Θのひつ九のか三。