久々に来たらなか950過ぎてるのに次スレも立たずに途端に過疎ってるな。みんなコロナでダウンしてるの?
次スレは立てないの??

とりあえず後味の悪い話を投下するよ。

『人と猿』という本に記されている、実際に行われた実験。
当時、「狼少女」が発見されて話題となっていた。幼い頃に狼に拾われて育てられた少女は、狼のような行動しかとらず、言葉を話すことも出来なかったという話。
このことから学会では「人間は幼い頃に教えられた行動を一生忘れることが出来ないのだ」と囁かれた。
とある学者Aがその真偽を実験によって明らかにしたいと考えた。しかし、そのような実験が法律的にも倫理的にも認められる訳がない。
そこでAは「猿を人間と一緒に育てる」という全く逆の実験を行うことにし、その実験体の猿の比較対象として、生まれたばかりの実のわが子Bを選んだ。
こうして実験が開始され、猿はAの家で人間の家族であるかのように育てられた。
猿は驚くほどに人間の生活に適応し、人語こそ発せないものの、猿なりの方法で人間とのコミュニケーションがとれるようになった。
しかし、ここで恐ろしい事態が発生する。
生まれた時から猿と一緒に育てられていた息子Bが、猿のコミュニケーション方法を真似するようになっていたのだ。
他の子供たちが50個ほどの語彙を覚える頃には、Bはたった3つの語彙しか使うことが出来なかった。
それからすぐに実験は中止された。
猿は母猿のいる動物園に送られたが、他の猿達との生活に馴染むことが出来ずに早死。
Bはというと、その後は普通に成長し、大学を出て、学者と成った。
しかし、Aが他界すると、数ヶ月後にBは44歳にして自殺。動機は不明。
Bの息子(Aの孫)であるCは、Bの死を「45年越しの殺人」と称したという。(Aの実験計画はBがまだ妻のお腹の中にいた時に立てられた)