人の寿命に終わりがあるように、ゆっくりし過ぎた百物語にも終りの刻がきた。
百本目の蝋燭が消えたとき、闇の世界で1本の蝋燭が灯った。
その灯りを頼りに1人の亡者が天に飛翔する。
迷わず逝けよ、逝けば極楽。
いつの日か、全ての亡者が成仏しますように。全ての命が幸せでありますように。

羯諦羯諦波羅羯諦
波羅僧羯諦菩提薩婆訶
般若心経〜

【簡略版】2019年百物語、これにて終宴