小三の時に体験した不思議な出来事。

四月のたぶん半ばくらいだったと思う。
おじいちゃんが知人所有の竹林へ週末タケノコ掘りに行くっていうんで
俺と妹も一緒に連れてってくれることになったんよ。
朝早く出発するから前夜は早く寝るよう言われたのにワクワクしてなかなか寝付けなかったw

そんなわけで寝不足気味で出掛けたんだがタケノコ掘りはとても楽しかった。
掘り出すのを手伝わせてもらったり掘りたてのタケノコをバーベキューにしたり。
地中のタケノコの周りの土を退けてそのまま焼く残酷焼きというのも食わせてもらった。
生きたまま焼くのはかわいそうな気がしたが甘くてむちゃくちゃ美味かった。
収穫したタケノコはその場で茹でてお土産に持たせてくれた。

といった具合にタケノコ掘り及びタケノコを満喫して満腹になった俺は急激に眠くなった。
妹と並んで折り畳み式の小さな椅子に腰掛け船を漕いでると背後からカサカサという音が聞こえてきた。