一関地方の主な歴史・伝承
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 新型コロナウイルスの感染者が、全国で唯一確認されていない岩手県。その理由を巡り、南の玄関口の一関地方でまことしやかなうわさが広がる。「世界遺産・中尊寺周辺にある『六芒星(ろくぼうせい)』の結界=?=がいにしえより地域を守っている」。陰陽師(おんみょうじ)安倍晴明が活躍した平安時代にさかのぼるという六芒星の謎を探った。(一関支局・金野正之)

 発端は感染が急拡大した4月中旬に発表されたブログ「岩手に感染者が出ていないのはなぜ」だった。

 観光振興の民間団体「世界遺産平泉・一関DMO」代表の松本数馬さん(39)が、晴明が京都に張った結界を例に「岩手にも六芒星があり今も受け継がれているらしい」と書いた。

 「過去の歴史でも大きな疫病とはほぼ無縁の地域。六芒星は面白い説だ」。郷土史の著作がある平泉町観光商工課の八重樫忠郎課長も全く否定しない。

 六芒星は地域信仰を20年来研究してきた一関市の学習塾経営金田渉治さん(59)が数年前に発見したらしい。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200625-00000014-khks-soci

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