資産家として知られ、多くの女性との交際遍歴から「紀州のドン・ファン」と呼ばれた
和歌山県田辺市の会社社長、野崎幸助さん(当時77)が急性覚醒剤中毒で急死して、24日で2年を迎える。

遺産は預貯金、有価証券などで約13億円とされ、
全財産を田辺市に寄付するとした「遺言書」をもとに、市が受け取るための手続きを進めている。
県警は、覚醒剤との接点を捜査し、事件、事故の両面で調べを進めている。

野崎さんの死後、自身で書いたとされる「遺言書」の存在が明らかになり、
2018年9月、和歌山家裁田辺支部は、文書が形式的要件を満たしていると判断。
これを受け、市は19年9月に遺産を受け取る方針を明らかにした。

市は、遺産を受け取るための弁護士費用や土地、建物、絵画などの鑑定評価手数料を含めた関連予算計約1億8千万円を計上。
不動産の所有権移転の手続きや債務整理を進め、今年度内の手続き終了を目指す。

遺産額の確定後、法律で遺産の…

写真:野崎幸助さんの自宅
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20200523001030_comm.jpg

https://www.asahi.com/articles/ASN5R3SLYN5QPXLB00D.html