仙道というとどうしても超能力や術的なものに目が行くのだろうが
一番の大きな変化は「道」の獲得。
これは還元主義的世界観から統合的世界観へのパラダイムシフトも含むが
それだけでなく生きている業の働きそのものが
統合的、調和的方向に転換するそれが「道」

最近は眠っている遺伝子を発動させる、というロジックが良く使われるが
それを借用すると仙道と言うのは「道」遺伝子を覚醒させるための方法論。
人間には進化して次元上昇する仕組みが遺伝子に組み込まれていて
それが発動したのが「道」の体現。

「道」の働きをあえて神通力に当てはめると漏尽通になる
色々な解釈があるが一般的には、すべてを知り尽くす力。
本当の所は「逆因果」を理解する力、この世界の現象のすべては
完成された太極が姿を現して行くプロセスだと理解して体感すること。
そういう世界観からすると不自然に術を使ったり超能力を発動する必要はない。

そして「道」の働きを遺伝子レベルで刺激して引き出す鍵が「陰陽合一法」
遺伝子の発動には皆そのような「鍵」があるようだね。
高藤氏はそれを気を物質的に見て強化する方法論より100倍効果があるとした。
もうほとんど方法論の転換と受け止めて良いのでは。