ソドムとゴモラ
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ソドムとゴモラは、旧約聖書の『創世記』19章に登場する都市。
天からの硫黄と火によって滅ぼされたとされ、後代の預言者たちが言及している部分では、
例外なくヤハウェの裁きによる滅びの象徴として用いられている。

ソドムの罪(ホモ・セクシャルときにソドミー)については、古来、
『創世記』19章前半、特に19章8節のロトの提案内容から推察して、
甚だしい性の乱れが最大の原因であったとする見解が一般的である。
他に『エゼキエル書』16章49-50節において、次のように書かれる。
「お前の妹ソドムの罪はこれである。彼女とその娘たちは高慢で、
食物に飽き安閑と暮らしていながら、貧しい者、乏しい者を助けようとしなかった。
彼女たちは傲慢にも、わたしの目の前で忌まわしいことを行った。
そのために、わたしが彼女たちを滅ぼしたのは、お前の見たとおりである 」

ロトのおじであるアブラハムが、ソドムとゴモラに関して事前にヤハウェと問答している。
ヤハウェは、ソドムとゴモラの罪が重いという機運が高まっているとして、
それを確かめるために降(くだ)ることをアブラハムに告げた。アブラハムはそれに応じて、
正しい者が50人いるかもしれないのに滅ぼすとは、全くありえない、と進み出て言った。
それに対しヤハウェは、正しい者が50人いたら赦(ゆる)すと言った。
そこでアブラハムは「塵芥(ちりあくた)に過ぎない私ですが」と切り出し、
正しい者が45人しかいないかもしれない、もしかしたら40人しかいない、30人、20人と、
正しい者が少なくても赦すようにヤハウェと交渉をした。
最終的に、「正しい者が10人いたら」というヤハウェの言質を取り付けたが、
19章でヤハウェは結局、ソドムとゴモラを滅ぼした。

クルアーンにも町の名前は出てこないものの、ほぼ同じ物語が述べられており、
預言者ルート(ロト)に従わなかったために、彼に従ったわずかな仲間を除き滅ぼされた。