>>503
私の(特に従来の左翼的な?)日本神話についての見解だと、
国津神系の人々が平和に暮らしていたところへ天津神系の人々が
侵入して来て支配者になった、国津神は大和政権の権力者(おそらく聖書
の神話を知っていた人たち)によって悪役(サタンや悪霊の役割)を担わ
されたというものになります。
神武天皇の建国物語も表面的に読むならば大和を侵略して地元の豪族たち
との戦争に勝って王朝を開いたというものになります。天津神が国津神を
服従させる物語です。しかし、神武天皇が天津神の血筋であることに徹する
なら彼以降の天皇は自分の故郷から連れてきた同胞から妻を迎えるはずで、
大和の豪族たちの娘と婚姻関係を結び生れた子どもに王位を継がせたりは
しないはずです。
神武天皇から数代、あるいは第9代目の開化天皇まで、王位は日向族が継ぎ、
王の后は出雲族から迎えることで一貫していたそうです。
実際の神武天皇は天津神と国津神を結ぶ平和の象徴でしょうか?