ID:3gtXBXGJ0殿
キリスト教の旧約聖書解釈では、神は人類の先祖アダムとその妻エバを死なない
存在として創造しましたが、彼らは蛇の姿をした悪魔に唆され、神の言いつけに背き、
神のように善悪を知る者になろうとして、食べてはならないと命じられた
「善悪の知識の木の実」を食べてしまったため、生命に限りがあるものとなりました。
これをキリスト教では原罪と教えます。人間は不死であったときは善のみの存在だったが、
神が禁じた木の実を食べたことで「悪を行うこと」を知ります。この世界に悪が入ったのは
こういった事情による。人間はどんなに道徳的に立派であろうとしても原罪を持ったアダム
の子孫である以上、心の中で妬んだり、殺意や情欲を抱いたりする。神は正義を愛し人間の
そういう小さな罪でさえも許さない。人間は罪を持っている以上死ななければならない。
どんなに道徳的に完全な人であっても死を免れない。人を救うのは律法(神が授けた道徳的な行い)
を全うすることではなく神の救いを信じる信仰のみである。キリスト教において善とは「神の
命令に従うこと」、悪とは「神の命令に従わないこと」、人を救うのは神の独り子イエスが
何の罪もないのに十字架刑に処せられたことで神に対して全人類の罪を償う犠牲になったことと、
十字架から降ろされて墓に埋葬されたイエスが生き返って天に昇ったことを信じる信仰を持つことだけ。
イエスを信じないで死んだ人は永遠に滅びますが、イエスを信じた人は一度は死にますが死後
復活し永遠に生きます。大雑把ですがこれがキリスト教の教えです。