マリクレールのロシア語版に「日本のダイアナ:神話も伝説もない雅子皇后の物語」という記事がありました。
ttp://www.marieclaire.ru/psychology/yaponskaya-diana-istoriya-printsessyi-masako-bez-mifov-i-legend/
「悲しみのプリンセス・菊の玉座の囚人」と欧米ジャーナリストが同情してきた雅子だが、それは本当か?雅子についての4つの神話の正体を暴こう…という辛口記事です。
欧米ジャーナリストよりロシア人ジャーナリストのほうが伝統的なものに対する感覚が日本人に近いのかもしれません。
初出は2017年8月で当時のタイトルは「〜雅子妃の物語」、即位後に加筆しています。
退位特例法成立が2017年6月なので「欧米ジャーナリストは次の皇后を可哀そうなシンデレラと言ってるけど、実態はこうよ」と書かれたのかもしれません。

[第一の神話]徳仁皇太子と結婚して、雅子は目もくらむようなキャリアを断念した。
[現実]雅子は日本の外交部門の普通の労働者で、そのために特別な功績はなかった。

[第二の神話]おとぎ話のような偶然の出来事で徳仁親王と雅子は出会った。
[現実]雅子は他の候補と同様に厳しい選択を経た、そして皇室は彼女を受け入れる万全の準備ができていた。
※雅子自身が結婚について厳しく選択した、王子様に一方的に選ばれたシンデレラではなく雅子自身が結婚について充分検討したはずだという意味かも。
 欧米ジャーナリストの「進歩的なシンデレラが旧弊な皇室に潰された」説への反論です。
 現実には王子様が一方的に選んだシンデレラではなく雅子自身が花嫁候補に名乗り出たこと、皇室は既に脱神聖化して現代的価値観を持っており、現代的な雅子を迎える素地があったことなど書かれてます。

[第三の神話]自由を愛する雅子は菊の玉座の人質になった。
[現実]雅子は特権を期待していたが、皇室の義務を果たしたくなかった。

[第四の神話]雅子はその非の打ちどころのないスタイルのセンスとマナーのため「日本のダイアナ」という非公式の称号を受けた。
[現実]雅子はすぐに日本の美しさの見本であることをやめた。

続きます