ファービーが流行っていた当時、まだ幼かった自分はクリスマスプレゼントとして親にファービーを買って貰った。
それから毎日ファービーを可愛がっていたのだが、ある日突然、眠っていたファービーが電子音の様な音を出し始めた。
突然出た異常に半泣きになりながら自分は本体をあちこち触ってなんとかとめようとした。
数分後やっと電子音が止まりほっと胸をなで下ろした束の間、ファービーがいきなり「あーーーーーーーーーー!」と言い始めた。
夜中だった分まじでドキドキして、「きっと電池が切れたんだ」と思い電池を交換したところ、普通な動作に戻ってくれた。
それから異常な音がでることはなくなったものの、あの時の恐怖心からもうファービーへの愛情は消えかけていた。

そして今ファービーは押し入れのどこかへ…