>>806の続き
押し入れに隠してあったドールは、彼女が来ない時とか出して楽しんでいたのだが
次第にそういうのこともやらなくなった
押し入れに入れっぱなしになった
そうなってくると、彼女にドールの存在がバレるのも怖くなってきた
小さなアパートの中だけに、彼女が訪ねて来たら、何をきっかけにわかるか知れたものではない
それでも処分するのは抵抗があった

栗毛色の長い髪の美少女のドールの姿は俺の理想の女性の姿だ
愛着もあったもの
処分するのもダメ、彼女にバレるのも怖い
どうするか悶々としていた

そんな時に友人から俺が女を連れているのを見たって話があってな
最初はもちろん彼女かと思ったが
そしたら栗毛色の女の子だったと言うのだ。
俺の彼女は髪を染めたりしていない
黒髪だった。

それでもこのころは、俺は光の加減とかで彼女の髪の色が違って見えたとか
そんなとこだと思っていたよ