三木大雲は、修行僧時代にベットショップに立ち寄り、殺人鬼と知り合いになった。
殺人鬼は、5本の缶コーヒーをテーブルに並べて、どれでも好きなものをと
選ばせる。 しかし、製造メーカーも温度も皆同じ。

5本中4本に毒を入れた缶コーヒーでロシアン・ルーレットのように毒殺される可能性が
何度もあったあったが、全て毒の入っていないものを選択して飲んだという。

40人以上を毒殺した殺人鬼は、当事件の犯人として逮捕された。
取調べを受けた殺人鬼は、死刑になることを自覚してか、饒舌に自供を始めた。

その中で、運のいい修行僧の話をしたそうだ。
修行僧が毒入りの缶コーヒーを一度も選択しなかったことに、神懸り的に運が良いい、
と思ったが、坊さんの修行してるから神様が守っているのかもしれない。
「神はいると思ったね」と言ったという。