>>280

これまでの宗教的神話は、神と人間との関係が一方的であるが、出口王仁三郎の神話では、
逆に人間が神に影響を与える場面も出てくる。つまり神に対して受身であった人間が、
反対に神に影響力を行使するという発想は新鮮である。
人間が神い影響を与えるという発想は、おそらく世界の宗教のなかで王仁三郎だけが
抱いたものであろう。多くの、ほとんどの宗教は、神(唯一神ないし絶対神)の不謬性のうえに
成立しているからである。
つまり。それぞれの神々の背後(=god back→G−O−B=gob)には、ぼう大な人間がついているのだ。
神界の争いは必然的に現界の争いにならざるを得ないゆえんだ。
たしかに現界でも、「戦争をなくするための戦争」であったはずのWWU(第二次世界大戦)の
終了後も、米ソの対立が続き、その「冷戦」がやがて本格的な戦争ーWWV(第三次世界大戦)に発展するかの
勢いである。