772 本当にあった怖い名無し[] 2020/01/03(金) 09:51:13.18 ID:8aLHFjaP0
このまえ旅行に行ったとき
他のみんなは楽しく邦楽を聴いていたんだ。
はにかみがちな僕はずっと分からない音楽を聴いていたんだ。
話題にもついていけず寂しくね。
一応みんなが持ってきたCDが一巡したので
僕はそっとKORNのCDをカーオーディオに差し込んだんだ。
聴き馴染んだKORN、大好きなKORNの音楽が車内に響き渡った。僕は内心得意だった。
どうだ、僕はこんなにクールな音楽を聴いているんだ 君たちとは違うんだよってね・・・・
「うるせぇーんだよ、なんだよこの騒音は!」
僕は自分が尊敬されるものだと思っていたので、耳を疑った、でも
「いや〜何言ってるかわからない〜」
密かに好意を寄せている彼女からもブーイングを浴びてしまった。
運転席にいたリーダー格の奴が黙ってCDを取り出すと窓の外にCDを投げ捨てた・・・僕の愛聴盤が・・・
「なにをするんだよ!」 僕は声を震わせながら彼に言った。
「おまえ、存在自体がウザイ上に聴いている音楽までウザイな、ホレ大切なCDなんだろ、拾ってこいよ・・・」
僕は見知らぬ街で車から引きずり降ろされた、車内では僕を見てみんな笑っている
屈辱に身を震わせていると、 車は僕を無視して走り去ってしまった。
KORNがKORNが僕のKORNが・・・僕は気が狂いそうだった。