さすがに30年近く前のワイドショーで取り上げた神社か寺の境内に入った不可解な音は無理だよな
数年前にもこの手のスレで尋ねたが分からなかった。

ある伝承が伝わる一帯らしく、江戸時代から明治頃だかに桶を持った子連れの女が身を投げたお堀か川があり、
ワイドショーで取り上げられた平成初めになっても、雨の日に近くを通りかかると着物を着た女が座ってすすり泣く声が聞こえるなど多発している場所だった。
私が見たワイドショーでは夕方になる前で午後3時から4時頃だったと思うが、小雨が降る中をリポーターが雨傘を差しながら中継していた。
その際、昔その場所で女が身投げしたという話を紹介していたところ、桶がカコンと地面に落ちる音とともに女性の声で、キャー..キャー..キャー..キャー..キャーとエコー音のように入った。
スタジオの人らは全員聴いていて『うわ、気持ち悪い演出音を挟むなよ』という空気になっていて、テレビを視ていた私も気持ち悪くなった。

そのまま現場中継は終盤へと差し掛かると、リポーターをスタッフが遮り何やら話す。
その後、リポーターが怯えた表情で『私には聞こえなかったのですが、実は先程の中継途中に不可解な音が紛れているとの事で、何か聞こえましたか?』とスタジオに振る。
スタジオは悲鳴をあげながら『さっきのじゃない?』『女の人の声と桶の音』と口々に言う。

現場がテープを確認しリポーターが『実はですね、この中継が始まる前にスタッフらが効果音を入れるかについて話し合った結果、入れないと決めたんです。先程の音のようなものは一切こちらは入れていないんです』