児童虐待で対策強化要請 国連委が対日勧告を公表
2019/2/7 22:44

【ジュネーブ=共同】国連の子供の権利委員会は7日、1月中旬に実施した対日審査の結果を受け、
日本政府への勧告を公表した。

委員会は日本で子供への虐待などの暴力が高い頻度で報告されていることに懸念を示し、
政府に対策強化を求めた。虐待などの事案の調査と、法による加害者の取り締まり強化を要請した。

対日審査は2010年以来で、日本政府による子供の権利条約の履行状況を点検するのが目的。
勧告に法的拘束力はない。

同条約は子供への「虐待の禁止」を規定。
委員会はこれまでの勧告で日本政府にあらゆる形の暴力禁止を求めてきたが実現しておらず、
人権団体などが批判している。

審査では子供の貧困対策や女子高生らによる親密な接客を売りにした「JKビジネス」など、
子供の性の商品化に関する問題も取り上げられた。



https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41047210X00C19A2CC1000/