DEADTubeという漫画のエピソード。

DEADTubeという謎の過激動画サイトがあり、投稿者たちはレイプや殺人など過激な行為まで行う者たちがいる。
どの話も胸くそ悪いけど、この話は主人公ではなく、DEADTubeに参加させられたある高校生の話。

高校生・柴崎は、クラスメイト武田に苛められ続け、遂に想い続けていた幼馴染みの依子まで寝取られてしまった。
柴崎は目の前で武田と依子の激しいセックスを見せつけられ、依子の前でオナニーを強要される。
自殺しようとした柴崎にDEADTubeのAIマスコットキャラクター、終末ヨミコが連絡をとってきた。
ヨミコは柴崎にある荷物を送り付けて、「ゲームへの参加」を促す。

翌日、武田は昨日のことで柴崎を挑発してきた。柴崎はゲームへの参加を決める。
ヨミコが送り付けてきたのは銃やナイフ、ゴーグルやマスク、動画中継用のカメラなどのテロリスト装備一式だった。

ゲームのクリア条件は武田を殺すこと。
教室に戻り武田を殺そうとすると、教師が武田をかばおうとした
「どうしてその優しさを僕に向けてくれなかったのか」
柴崎は至近距離で教師を撃ち殺した。
柴崎はあとは武田だけを殺すつもりだったが、はじめて銃を扱う柴崎は、うまく撃てなかった。
そこでヨミコは校内に仕込んでいた自動小銃を柴崎に取り出させる。銃が乱射され、関係ない生徒たちも倒れていった。
武田の足にも当たって、柴崎は武田を追い詰める。
だが今度は、依子が武田を庇った。
「昨日のこと怒ってるんだよね、私を殺して」
動揺する柴崎の隙をついて、依子は柴崎の持っていたナイフをホルダーから抜き取り、柴崎を刺した。

一見清純派な依子は、柴崎が思っていたよりずっと打算的な女だった。
柴崎の好意には気付いていたが、陰キャ非モテの柴崎はキープ君だった。
そこそこ可愛いが地味顔だと自覚している依子にとって、柴崎へのイジメのためとはいえイケメン武田の女になったのはチャンスなのだ。
それをぶち壊そうとする柴崎に対して、依子は怒り狂っていた。
依子は「お前が一人で死ねよ」と柴崎を滅多刺しにし、柴崎の「ゲーム」は失敗に終わった。