>>492
お気遣い有難うございます。
この辺は少し脚色してる感じもします。時々身に覚えのない景色や映像が、
フと頭をよぎる事があるというのは、聞いていましたが。
自分に似ているというサキさんのルーツに触れてみたい。という八千代さんのお願いで、みさきが調べたという感じじゃないでしょうか。
年齢が分かっている以上、ヒロキに聞くか当時の学校さえ絞れば住所くらいは簡単に見つかると思います。
ミライが書いてますね。すみません。

サキさんの存在と事情は当時ヒロキに聞いて、何とも気まずかった覚えがあります。
亡くなってたとか、八千代さんに似ているとか、詳細を聞いたのは退院祝いを開いてくれた夜でした。
車輪にナイロン紐が巻き付いて頓挫している少年や、チェーンが外れて困っているキッズを救出したりなどはザラにあったので、
正直あまり覚えていません。だから、遺影を見て驚きました。一卵性の双子とまではいきませんが、結構似てました。

そもそもサキさんの生家に行くなど知らされていませんでした。
家内に八千代さんを親戚の家に連れて行ってくれ。といわれていました。
当の八千代さんはお世話になったとは言うものの、前にラインのやり取りを始めた時に、身寄りの無い兄弟をたらい回しにしたというイメージがあったので、
何でそんな気まずい所に私が?という思いでゴネていましたが、家内に脅されて仕方なく同行しました。

やはり寒く、隣町とは言え距離があったので車に乗り換えて、ホントの事を聞かされたのは車内です。
アポも取ってない事にも驚きましたが、兄上がホントに良い人でたすかりました。

墓標の没年月日はよく知っている日付でした。
この日に私に関わりのある人の命が、2つも失われたと思うと何ともやるせない気持ちになりました。