その晩私が見た夢は、自分がめちゃくちゃ焦ってパニックになりながら電車を乗り継いでマキの最寄駅で降りて、行ったこともない知りもしないはずのマキの家まで迷いなく走って行く夢だった。
最寄駅からマキの家までの行き方、風景、行く途中にあった物、全て鮮明に覚えてる。
マキの家に着く手前の曲がり角で、カーブミラーにうつる喪服の人たちの行列が見えた。
私は、あぁ間に合わなかったって泣きながら行列に割って入ってマキの家に入ってマキの部屋に行った。
マキはドアノブで首を吊って自殺してた。