東京オリンピック、すでに2人死亡

東京五輪・パラリンピック関連の建設現場で働く人たちの労働環境について、国際機関の聞き取り調査が3日、東京都内で行われた。
すでに2件の労災死亡事故が発生したことを受けたもの。結果は組織委員会などに提出される。

調査したのは、BWI「国際建設林業労働組合」(本部・ジュネーブ)。
BWIに加盟する労組「全国建設労働組合総連合」(全建総連)が依頼を受け、
新国立競技場や選手村などの建設現場で働く労働者40人を集め、意見交換とアンケートをした。

選手村で働いていた男性は、「誤った作業手順が進められ極めて危険で、命がいくつあっても足りない」と話した。
1カ月で仲間たちと仕事を辞めたという。工期も当初言われた時よりも短い時間で仕上げるように指示され、「現場は、せかされ、追い詰められている」などと語った。

https://www.asahi.com/articles/ASM2341FPM23UHBI006.html