デイヴィッドがケンタウルス人とカリフォルニア州パラダイス町について語る

彼らの体はがっしりしている。身長は地球人より少し高い。肌は目立って青白く、白髪である。
瞳は紺色か紫色で瞳孔がダイアモンド型をしている。下の歯が少しぎざぎざしていて、歯の数は全部で22本と地球人より少ない。
軟口蓋(口内の天井)が地球人は平らだが、彼らはネコのように波状の突起がある。

彼らはケンタウルス座α星系からやってきたと自称しているため、センタウリアン(ケンタウルス人)と呼ばれている。

彼らが地球人に紛れて地上で暮らすことを許可する条約が存在してきたようだ。
このことに言及した一人が、カナダの元国防大臣ポール・へリヤーである

彼はネバダでトールホワイト(※色白で背の高い種族を一括りにした呼称)が米軍に協力していると語ったり、修道女の格好をしていてラスベガスで買い物をしていたが人に気づかれることはなかったと語っている

ケンタウルス人が人前に姿を晒す時は、その特徴的な瞳の色や瞳孔のかたちをコンタクトレンズで、ぎざぎざの歯は付け歯で、肌色は化粧で隠している。

彼らは非暴力主義で、決して邪悪な存在ではない。善良な人々である。
彼らはテレパシーによるコミュニケーションを取り、口は動かさない。彼らと対話したり一緒にいる時は、多幸感に包まれてハイな状態になる。

2007年にヘンリー・ディーコンから聞いた話が、アメリカにとって最も重要な意味を持つ小さな町があり、そこでは密約によってケンタウルス人が暮らすことを許されているという話だった。
以来私は他の数人の内通者たちからも同じ話を聞いた。それこそがカリフォルニア州パラダイス町である。(もう一つ同様の取り決めをされた町がネバダにある。)

私はこの町の情報を11年間伏せてきた。この町は彼らに与えられた避難所のような場所だった。パラダイス町には特別な歯科が必要である。
彼らの歯は本数が少ないため幅が広く、ギザギザしていたり、歯の根管の作りも違うため、普通の歯科医が見たら仰天してしまうからだ。
こういった理由により、パラダイス町には彼らETのケアをするための訓練を受けた特別な人間も一緒に暮らしている。