4歳くらいまで三組目の祖父母がいた。
かつて神戸にいたけど今は京都にいる、というリアルな記憶まである。
6〜7歳の頃まで、「最近あの爺さん婆さんを見かけなくなったなぁ」と思う程度だった。
小学生低学年の夏休みの宿題で、祖父母の似顔絵を描く事になり、その実在しないもう一組の祖父母を描いたところ、両親から「誰?」と言われて「京都の婆さん」と答えたことから、実在しないことを知った。
でも、自分の記憶の中には今でも存在するんだよな。
角ばった顔でヒゲ生やした爺さんと、小太りで茶色い和服を着た写真の記憶もある京都の婆さん。