>>56
科学では観測できないものは存在し得ないとしか言えないというのはちょっと言い過ぎなんじゃないか
観測できない概念であってもその存在を想定して考察することも科学的研究の範疇なのではないのか

例えば宇宙の膨張によって地球に光が到達し得る範疇は限定的で、その外側は理論的に観測不能とされてるが
だからと言って観測可能な宇宙の外側が存在しないと結論すれば、理論的に地球が宇宙の中心だということになってしまう
キリスト教神学に気触れた科学者ならそれを根拠にやっぱり地球は神に選ばれた特別な惑星なんだと主張するだろうけど
地球が宇宙の中心となる合理的な理由がない限り、やはり観測可能な範囲の外側にも宇宙が存在すると考えざるを得ない

ブレーン理論によって5次元時空を提唱したランドール博士は、人間原理という考えを援用して
我々人類が存在する3次元宇宙は数多ある宇宙の一つに過ぎず
我々の宇宙が人類の存在に適したという事実に特別な意味は何もないと説いている

この世界が人類のために神が造った特別なものだということでないのなら
やはりこの世界とは別の世界が無数に存在すると考えた方が合理的ではないのか