現実の厳しさに直面した時、他人と比較して自分がその人より不幸だと感じる時、
現実を受け入れられない時、それらから
現実逃避するものが「引き寄せの法則」「思考は現実化する」などといったものである。
これは弱くなった人の心の藁をも掴む思いを利用した非常に悪質なものである。

時には現実逃避してもいいし、必要なときもあるが
こんな法則??に頼らなくても、傾倒しなくても
自分を見つめ直せば自ずと答えは解ってくるはずである。

金持ちより、家族が揃って健康で食卓を囲える幸せに勝るものは存在しない。
だが幸せというものは見えないのだ。
いくらお金を持ってても、幸せとお金が足りない観念に苛まされ
お金という数値が目に見える幸せを勘違いして追い求める餓鬼でしかない。

誰でもお金は欲しいが、いかに健康で普通に暮らせる事が幸せであるかを
分かっていない人が多い。お金は二の次なのだ。
スティーブ・ジョブスは死の直前、全資産と健康な体を天秤にかけた時、どちらを選んだだろう。