壺を覗いたまま動かない俺を異常に思ったらしい皆も一言も言葉を発することは無かった
もしくは心の底からドン引きしていたのかもしれない
その顔と俺が面を合わせて三秒ほどだっただろうか
灰色の顔の唇が動き「あんまさい」と呟く様な声がした
俺は(悪い事したなぁ)と思いつつ
「お邪魔しました」と小さな声で言いつつ蓋を閉め
壺を元に戻し入り口の石をゴゴゴと閉め
初霊体験がこれかぁ…と少し残念な気持ちと初めて幽霊を見られたと言う興奮渦巻く気持ちで
友人達に謝りカラオケでも行こうぜと誘いその場を後にした

その後も変わる事なくずっとその墓を溜まり場にしていたがこの件に関連すると思われる怪異は何も無かった

怪談話を読むのは好きだけど書くのは初めてだしブログなんかもやったこと無いんで自分の体験を書くのも初めての事なので読みづらかったらすまん
分からないことあったら質問してくれ