引きこもり長期高齢化で続発する「親子共倒れ」のやり切れぬ現場
10/18(木) 6:01配信

高齢の親と収入のない子の世代の「8050問題」が水面下で進行している。
引きこもり長期高年齢化などによって、「8050」に差しかかる世帯の背景には、
周囲への恥ずかしさなどから親が子の存在を隠して、地域の中で孤立しているケースも多い。

8月20日夜、長崎市の母子2人暮らしのアパートの一室から、76歳の母親の遺体が見つかった。
警察によると、部屋から「異臭がする」とのメールを受け、駆けつけた警察官がゴミの散乱する
2階の部屋で仰向けに倒れている母親の遺体を発見。
同居していた母親が死亡した後も、その遺体を自宅内に放置していたとして、
死体遺棄の容疑で48歳の息子を逮捕した。息子は長年、引きこもり状態にあったという。
9月2日付の長崎新聞によると、県警に匿名のメールがあったのは、8月20日午前のこと。
近所の住民が7月27日に母親の最後の姿を目撃していた。