「おとうさんがいっぱい」
タイトルだけならユーモラスな話や感動的な話に思える人もいるかもしれないが
内容は世にも奇妙な〜に出てきそうな(子供向け)不条理ホラー短編5本という…(トラウマ)

表題作「おとうさんがいっぱい」
主人公の少年がいつもの通り家にいると父親が「ただいま」と帰宅する…
が、「父親はもう家にいた」…鉢合わせた2人は互いに「自分が本物だ」と譲らない
更にもう1人父がやってきて大混乱
どうやら日本の各所で同じ様に「父親」が増えていて、多い所では10人以上に増える事も
(ネタバレだが何故増えたのかは一切明らかにならない)
政府はその中から1人だけを残して他は余分人間として、国家の手で適当に管理するという
だが母親達は権利を放棄し、子供達が父親を選ぶ事に
主人公の少年は適当に(アミダで)選び他の2人は(他の父親達も)どこかに運ばれてしまう
少し経って少年はどうにか自分を納得させようとする、そしてある日家に帰ると…
「あっ、僕がいる!」「あっ、僕がいる!」(完)