んで、15分くらいバスが走って、人が1人立ってるバス停を見つけたんだよ。
お、人おるやん!バス停あるやん!って思って安心したんやけど、そのバス停に止まってその人のるんかいなって思ったけど乗らんし、運転手さんはバスのドア開けんで止まってるだけ。
バスは5分くらい停止してて、また動き出した。
わたしはそのバス停側の窓席に座ってたからバス停の番号を見たんよね。
66ってだけ書いてあって、なるほどなあ覚えとこかなって思ってそのままだったんよ。
んでまた濃い霧の中をずーっと走ってたんだけど、まだ着かない。
長すぎやん思って運転手の人にまた聞きに行くわたし。
「留学生?」って聞かれたからそうだ、って言ったら「君は聞き分けのいい子だから分かるね?君は、何もみていない。」って、すごく諭されるような言い方で言われた。
その時点でなんか変なやつに引っかかったんやなってわかったんだけど、気になるもんは気になるし。